2019年2月26日 7時0分
日本農業新聞

 大人をターゲットにした粉ミルクの新商品が続々と登場している。食事の量が減り、必要な栄養素が不足しがちな高齢者らを中心にニーズがある。食品メーカーは、筋肉をつくるタンパク質や骨を強くするカルシウムを豊富に入れるなど、従来の粉ミルク商品と区別化する。

 アサヒグループ食品は25日、「カラダ届くミルク」(300グラム・1950円・税別)を発売した。1回分(20グラム)で、牛乳100ミリリットルを飲む場合と比べて約3倍のカルシウム、約1・5倍のタンパク質を摂取できる。ビタミンやミネラル、基本にコラーゲンなど50種の成分を含んでいる。

 同社の調査によると、食事の栄養バランスを意識している50~70代の中・高年齢層は5割以上に上るという。同社は「一度に食べる量が少ない高齢者でもバランスよく栄養素が取れる」と強調する。

 伊藤忠食品は、「おとなのミルク習慣プレミアム」(240グラム・1500円・税別)を昨年8月から販売する。不足しがちな栄養素として、特にタンパク質を摂取できるとアピールする。

 ホエイ(乳清)由来のミルクプロテインを3700ミリグラム配合した。粉末の利点を生かし、飲み物以外にカルボナーラやミネストローネなど調味料としての利用も提案する。同社は「取り扱う小売店も増え、販売は好調に推移している」と手応えを見せる。

http://news.livedoor.com/lite/article_detail/16075997/
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