https://www.yomiuri.co.jp/national/20190308-OYT1T50247/

赤池肇さん(18)の以前の名前は「赤池王子様」。名乗ると笑われることも多かった。「この名前で生きていくのは苦しい」と、親の同意なしに申し立てができる15歳から改名を考えてきた。

 名前を付けた母親は、「唯一無二の存在」という意味を込めた名前だと、改名に反対していた。だが、「親が付けてくれても、名前は自分のもの。縛られる必要はないはず」と決意は揺らがなかった。

 大学進学を前に、裁判所に足を運んで相談し、改名を希望する理由を10項目以上書いた書面を提出。今月5日に同家裁から改名が許可された。

 「肇」には過去の思いを断ち切り、新しい人生を始めるという思いが込められている。赤池さんは「自分の名前に悩んでいる人に勇気を与えたい」と晴れやかな表情で語った。
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